『中国笑話選』 7日間ブックカバーチャレンジ その2日目

『中国笑話選』 #7日間ブックカバーチャレンジ
 #bookcoverchallenge 2日目

 松枝茂夫、武藤禎夫訳 『中国笑話選―江戸小咄との交わり』 (東洋文庫 (24)、平凡社)

 北京にいたころ、暇さえあれば茶館や文化館 (公民館) に通い、そこで披露される中国式漫才 相声 (シャンション) や竹版を打ち鳴らしながら物語る 快板 (クァイバン) などの伝統文化を楽しんでいました。

 日本で言えば “べらんめえ調” の北京語による早口の漫才は、聞いてもわからないことのほうが多かったのですが (汗)、それでも北京っ子たちと一緒になって笑えたときには、ことのほか嬉しかったことを思い出します。

 当時から、中国漫才にあるボケとつっこみ、間の取り方、オチのつけ方などの手法が、日本の古い漫才に似ているなあと、ずっと気になっていました。 欧米のひねりのきいたブラックユーモアに比べると、日本や中国のお笑いはもっと素直で、笑いのツボも似ているような気がします。
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『中国 虫の奇聞録』 7日間ブックカバーチャレンジ その1日目

『中国 虫の奇聞録』 #7日間ブックカバーチャレンジ
 #bookcoverchallenge 1日目

 瀬川千秋著 『中国 虫の奇聞録』 (大修館書店・あじあブックス)

 今、SNSで話題の 「7日間ブックカバーチャレンジ」 にチャレンジしてみない? とお誘いいただきました。
 「読書文化の普及に貢献するため、好きな本を1日1冊、7日間投稿する」
 さらに、「その都度、1人の友達につないでいく」 というこのチャレンジ。

 バトンを託してくださったのは、北京時代からの友人で、現在はシベリア・イルクーツクでご活躍のライター、多田麻美さんです。 これまでに紹介された 「好きな本」 は、ビートルズから推理小説、ロシア料理のエッセイ風レシピなど、実にバラエティーに富んだラインナップ。
 そんな守備範囲の広い彼女の期待に沿えるかどうか、心もとないものがありますが……。 (^^;

 チャレンジは、「毎日」 ではなく可能なときに投稿したり、「その都度1人に」 ではなく、ごく少数の友達にバトンを渡したり……と皆さん、ルールをアレンジして楽しまれているようなので、私も自分なりのアレンジで、ゆるりとチャレンジできればと思います。 多田さん、お誘いありがとうございます!
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『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』――奥深い街や村の息づかいが聞こえる

『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』 【中国関係 図書 ブログ】

 よく言われることだが、人は旅をすると心が豊かになり、より以上に見聞を広め、見識を深めることができるという。

 つまり、旅というのは、人を一回りも二回りも大きくさせてくれることがあるのだろう。

 実際にそんな経験をした人も少なからずいるだろうし、そういう私も旅の前と後とでは “別人格” になったかのように、ものの見方や考え方がガラリと変わった!という神秘的な体験をしたこともある。

 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく (亜紀書房) を読み終え、ふとそんな記憶が脳裏をよぎった。 私が中国の北京に住んでいたころからの老朋友であり、現在もライター、翻訳家として活躍している多田麻美さんの新しい紀行エッセイである。
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『日本各界が感動した新中国70年の発展成果――温故創新』 が刊行! ご紹介いただきました

『温故創新』 表紙1 【中国関係 図書 ブログ】

 「人民日報」 駐日本記者の劉軍国 (りゅう・ぐんこく) さんの新著で、今年の中華人民共和国 (新中国) 成立70周年記念出版となる 日本各界が感動した新中国70年の発展成果――温故創新 人民日報駐日本記者現地取材報告集 がこのほど、日本僑報社から刊行されました。

 ――中華人民共和国成立70周年にあたる2019年。

 本書はこれを祝し、中国を代表する新聞 「人民日報」 の駐日本記者が、日本の政界・財界・学術界など各界の人々に取材し、中国の発展成果などについての生の声をまとめたもの。
 日本僑報社刊 『永遠の隣人―人民日報に見る日本人』 シリーズに続く現地取材報告集。 中華人民共和国成立70周年記念出版!――

 孔鉉佑中国駐日本国特命全権大使が 「多くの日本の友人に真実の中国を知ってもらい、ご自分の実際の行動をもって中日関係にプラスエネルギーを注ぎ込んでもらいたいと願っています」 などと序文を寄せておられます。
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『日中未来遺産』著者の岡田実教授、“スイカ博士”森田欣一さんについて語る

  岡田実著 『日中未来遺産』  岡田実・拓殖大学教授

 【中国 ラジオ ブログ】
 話題の新著 日中未来遺産─中国「改革開放」の中の“草の根”日中開発協力の「記憶」─ (日本僑報社) を上梓された拓殖大学の岡田実教授が、9月3日夜放送の中国国際放送局 (CRI) の番組コーナー 「CRIインタビュー」 に出演されました。

 本書は、中国の改革開放の初期にあたる1980年代から90年代に、“草の根” レベルで農村の発展を支えた日本人4人の取り組みをつぶさに調査し、紹介したもの。

 中国唯一の 「日本人公墓」 がある黒龍江省方正県で寒冷地稲作技術を伝えた藤原長作、中国全土でコメの増産に貢献した原正市、スイカの品種改良に心血を注ぎ、北京の人気銘柄に名前の一文字が採用された森田欣一、“一村一品” 運動が中国でも広く受容された平松守彦――といった4人の “日中開発協力の記憶” が詳しく報告されています。

 番組ではこのうち、中国で今でも愛されるスイカ 「京欣西瓜」 の育種指導に携わった “スイカ博士”、故・森田欣一さんの功績を中心に、インタビューが進められました。

 聞き手となったのはCRIのベテランキャスター、王小燕さんです。

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中国のバイオリニスト 故・盛中国氏に旭日小綬章、北京で伝達

『在日中国人33人の それでも私たちが日本を好きな理由』_1  『在日中国人33人の それでも私たちが日本を好きな理由』_2

 【中国関係 ニュース ブログ】
 中国を代表するバイオリニストで、昨年9月7日に逝去された盛中国氏に、日本の勲章の一つ 旭日小綬章 を授与するための伝達式がこのほど、北京の日本大使館公邸で行われました。
 同大使館の公式ホームページや地元メディアが伝えました。

 旭日章は社会のさまざまな分野で顕著な功績を残した人に贈られるもので、平成30年 (2018年) は17人の外国人に授与されています (春秋の叙勲以外)。
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今の日本をどう見た? 作文コンクール最優秀賞の黄安さん訪日記

『中国の若者が見つけた日本の新しい魅力』 【日本 ニュース 図書 ブログ】

 中国で日本語を学ぶ学生を対象にした第14回 「中国人の日本語作文コンクール」 (2018年、日本僑報社・日中交流研究所主催) で、最優秀賞の日本大使賞を受賞した黄安さん (復旦大学4年) が、副賞の 「日本1週間招待」 を受けて2月25日 (月) から3月3日 (日) まで来日、東京都内に滞在し、関係各所を訪問しました。

 黄さんは大学3年生の時、訪れた京都で先進的なバリアフリー文化に接していたく感心し、元体育教師で現在は車椅子で生活する祖母の 「オリンピックを見に行きたい」 というかねてからの夢を東京五輪でかなえてあげたいと強く願うようになりました。

 その願いを 「車椅子で、東京オリンピックに行く!」 と題した作文に綴り、昨年の同コンクールで見事、日本大使賞に輝いたのです。

 来日の期間中は、福田康夫、鳩山友紀夫両元首相、二階俊博自民党幹事長ら関係者をはじめ、旧ドンキホーテホールディングス (現・パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)、東芝国際交流財団など協賛企業・団体、メディアパートナーの朝日新聞社を表敬訪問したほか、シンポジウムや交流会に出席、NHKラジオの人気番組への生出演も果たしました。

 その多彩な活動のようすや黄さんから届いた訪日の感想がこのほど、同社ホームページに掲載されました。
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『魯迅と紹興酒 お酒で読み解く現代中国文化史』 酒文化ツアーに誘われて

『魯迅と紹興酒』_1 【中国関係 図書 ブログ】

 中国の文豪・魯迅の研究のスペシャリストで、魯迅や莫言、鄭義、張愛玲などの翻訳作品も多い藤井省三先生 (東京大学名誉教授、現代中国語圏の文学・映画専攻) の最新エッセイ集

 本書 魯迅と紹興酒 お酒で読み解く現代中国文化史 (東方書店) は、文学研究者として長年の中国の変化をつぶさに見つめてきた著者が、酒を手がかりに文学や映画、さらには自身の体験を交えながら現代中国文化史を縦横に語る。

 帯にある通り、それはまさに 「酒文化から見た、もう1つの改革・開放経済体制40年史」 であるといえよう。

 本書には、表題の 「魯迅と紹興酒」 をはじめ、映画に見る北京の地酒 「二鍋頭」 (アルクオトウ)、1979年の上海ビールとつまみの味、ラサの公園で市民に勧められた自家製酒 「青稞(チンコー)酒」、台湾文学に登場する清酒 「白鹿」 (はくしか)、ニューヨーク・チャイナタウンの紹興酒、シンガポールで一番旨い酒……といった実にさまざまな “中国酒” とそれにまつわる現代文化のエッセイが綴られている。
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注目の最新刊!『あの頃、君を追いかけた』 『映画がつなぐ中国と日本』 『傾城の恋/封鎖』

『あの頃、君を追いかけた』 【日本 図書 ブログ】

■ 九把刀著 『あの頃、君を追いかけた』 
 (泉京鹿、阿井幸作訳、講談社)

 台湾の人気作家・九把刀 (ギデンズ・コー) のベストセラーがついに日本上陸!
 『あの頃、君を追いかけた』 は友人の泉京鹿さん、阿井幸作さんの共訳で注目していました。
 単行本・文庫本ともに講談社から好評発売中!

 山田裕貴、齋藤飛鳥主演の日本版映画も10月5日から全国ロードショー決定で、胸キュンが止まらない!

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東京大学・中国文学の藤井省三教授 最終講義レポート――“国境を超える文学・文化の持つ力、信じたい”

藤井省三教授 【東アジア 文学 ブログ】

 中国の文豪・魯迅 (1881‐1936) をはじめとする現代中国語圏文学の研究で知られる東京大学の
藤井省三教授 (文学部・大学院人文社会系研究科、中国語中国文学研究室) が今年3月をもって定年退職されるにあたり、その最終講義が3月10日、東京・本郷にある同大文学部の大教室で行われた。

 テーマは 魯迅と現代東アジア文学史

 藤井教授は、中国や魯迅にひかれた高校生時代から、通算33年にわたる東京大学での助手・助教授・教授時代までを振り返りつつ、数多くの研究成果を時系列で――まさに教授の研究手法の一つである 繋年 (けいねん、時間・年代順)で、詳しく紹介。

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2005年アルク刊
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