「燈火(ネオン)は消えず」―消えゆくネオンと香港人に捧げられた“愛の讃歌”―2024年1/12より公開へ

「燈火(ネオン)は消えず」 【香港 映画 ブログ】

 香港の絶景といえば 「100万ドルの夜景」。

 香港島から見下ろすヴィクトリア・ハーバー一帯の宝石を散りばめたような輝きや、目抜き通り・ネイザンロードのきらびやかなネオンサインの看板を思い浮かべる人も多いだろう。

 だが、そのネオンは2010年の建築法等の改正以来、撤去が進み、2020年までに約9割が姿を消したとされる。

 それは香港の街の変化を、如実に物語るかのようだ。

 それでも現地には今も 「街の灯を消さない」 と奮闘するネオン職人たちがいるという。

 香港映画 燈火(ネオン)は消えず は、そんな香港ネオンサインへの愛が詰まった、きらめくネオンが宝石箱のように輝きを放つ作品。
 
 独自の文化が薄れゆく中、ネオン職人たちに、そして全ての香港人に捧げられた “愛の讃歌” だ。
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「新世代香港映画特集2023」――「私のプリンス・エドワード」「縁路はるばる」、5/19より全国順次ロードショー!

 新世代香港映画特集2023

 【香港 映画 ブログ】
 香港の今を、新世代の映画人たちがフレッシュな感覚でとらえた作品を上映する 新世代香港映画特集2023 が5月19日(金)より、東京・新宿の新宿武蔵野館を皮切りに全国で順次開催されます。

 特集上映されるのは、各国・地域の映画祭等で高く評価され、さらに興行面でも香港の年間BEST10にランクインした2作品。
 香港の新鋭ノリス・ウォンによる長編デビュー作で、アラサー女性の偽装結婚をテーマに描いたドラマ 私のプリンス・エドワード と、新世代の実力派俳優たちが伸び伸びとリアルに演じ、金馬奨にもノミネートされたラブコメディ 縁路はるばる です。

◆ 「私のプリンス・エドワード」
 香港のプリンス・エドワード地区にあるウェディングショップで働くフォンは、ウェディングフォト専門店のオーナーを務める恋人エドワードからプロポーズされる。
 しかし彼女は10年前に中国大陸の男性と偽装結婚しており、その婚姻が現在も継続中であることが発覚。 偽装結婚の離婚手続きと結婚式の準備を同時に進めていく中で、自分の本心と向き合うことになったフォンは……。
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香港アクションの精華に瞠目!「カンフースタントマン 龍虎武師」、新春1/6公開へ

「カンフースタントマン 龍虎武師」 【中国・香港 映画 ブログ】

 ブルース・リーやジャッキー・チェンの登場とともに、世界を熱狂の渦に巻き込んだ香港のアクション映画。

 その黄金期を影で支えたスタントマンと、彼らが奮闘していた時代を振り返るドキュメンタリー カンフースタントマン 龍虎武師 が1月6日(金)より、東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開されます。

 1970年代から90年代にかけて、数々のアクション作品を生み出し、世界に衝撃を与えた香港映画。

 本作には、サモ・ハンやユエン・ウーピン、ドニー・イェン、ツイ・ハーク、アンドリュー・ラウら香港の名だたる映画人や実際に活躍したスタントマンたちが登場。 リアルな現場主義に徹した当時を振り返り、どんな危険な撮影であっても 「決してNOといわない」 「倒れても立ち上がる」 強靭な精神と矜持 (プライド) で映画製作を支えた、その舞台裏を証言します。
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第23回東京フィルメックス 10/29〜11/6開催 話題の中華圏映画は?

第23回東京フィルメックスガイド 【中華圏 映画 ブログ】

 芸術の秋、映画祭の秋!
 というわけで、映画祭の話題が続きます。

 アジアを中心とした世界の秀作を集めて上映する映画祭、第23回東京フィルメックスが10月29日 (土)〜11月6日 (日) の9日間にわたり、東京・有楽町の有楽町朝日ホールで開催されています (主催・認定NPO法人東京フィルメックス)。

 今年も日本を代表する映画祭、東京国際映画祭とほぼ同時期に行われているこの映画祭 (関連エントリー)。

 注目のコンペティション部門 「東京フィルメックス・コンペティション」 では、アジアの新進作家が2021年から2022年にかけて製作した作品の中から選ばれた9作品を上映。 最優秀作品賞などが11月5日の授賞式で発表されます。

 また 「特別招待作品」 部門では、チェックしておきたい新作の中華圏映画が登場!

 ここでは、注目の中華圏映画に絞って、ご紹介しましょう! (参考・公式サイト、ガイド)

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第35回東京国際映画祭10/24〜11/2開催へ、注目の中華圏映画を紹介!

第35回東京国際映画祭ガイド 【中華圏 映画 ブログ】

 秋の映画祭シーズン到来!
 アジア最大級の国際映画祭、第35回東京国際映画祭 (TIFF) が10月24日(月)〜11月2日(水) の10日間、東京都心部の日比谷・銀座・有楽町エリアの十数カ所をメイン会場に開催されます。

 主催・公益財団法人ユニジャパン (第35回東京国際映画祭実行委員会)。

 映画祭のハイライトとなる 「コンペティション」、アジアの新鋭監督の作品をいち早く上映する 「アジアの未来」、世界の映画祭話題作、日本公開未定の最新作などを上映する 「ワールド・フォーカス」 といった主要9部門で111作品を上映。

 とくに作品の評価を競う 「コンペティション」 では今年、107カ国・地域の1695作品から厳選された15本が上映されるそう。 最終日に最優秀賞 「東京グランプリ」 が発表される予定です。

 ここではとくに注目の中華圏映画、中国関係映画に絞ってご紹介します!(参考・公式ガイド)。

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香港舞台に7人の監督が奏でる7作のオムニバス映画 「七人樂隊」、好評上映中!

「七人樂隊」 【香港 映画 ブログ】

 香港を代表する7人の監督たちが香港を舞台にそれぞれの “香港” を撮った、7作からなるオムニバス映画 七人樂隊 が、東京・新宿の新宿武蔵野館ほかで上映されています (全国順次公開)。

 カンヌ国際映画祭への出品など世界的に知られるジョニー・トー監督のプロデュースにより、1950年代から未来まで、担当する年代をくじで決めたという本作品。

 フィルム時代に敬意を表し、全編35ミリフィルムで撮影されたといわれます。
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香港の民主化デモを記録した衝撃のドキュメンタリー 「時代革命」、ついに日本公開!

「時代革命」 【香港 映画 ブログ】

 2019年に香港で起きた民主化デモの様子を記録した映画 時代革命 が現在、東京・渋谷のユーロスペースほかで上映されています。

 デモの発端となったのは、犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする 「逃亡犯条例改正案」 が立法会に提出されたこと。

 参加者たちは、同改正案の完全撤回や普通選挙の導入などを5大要求として掲げ、6月16日には香港の人口の約3割を占める200万人にまでその数が膨れ上がったといわれています。
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若きジェット・リーが躍動する!リアルアクションの金字塔「少林寺」、40年ぶりに大復活!

映画「少林寺」チラシ 【中華圏 映画 ブログ】

 世界が誇るアクションスター、ジェット・リーのデビュー作にして、リアル武術アクションの金字塔と称される 少林寺 が、製作40周年を記念して4Kリマスター版でスクリーンに大復活!

 現在、東京の新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷を皮切りに、全国各地の劇場で絶賛上映されています。

 全中国武術大会5年連続チャンピオンという輝かしいキャリアで映画デビュー&初主演を飾った若きジェット・リーが、銀幕の中を所せましと躍動。
 CG (コンピューターグラフィックス) もVFX (視覚効果) も使わない、本物の武術家たちによる、本物のクンフーアクションが全編に炸裂します。
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父の死で、初めて出会った三姉妹の許しと成長の物語――香港映画 「花椒の味」、大好評公開中!

「花椒の味」チラシ
 映画のエッセンスとなる亡き父の 「火鍋」。 その味と同様にホットでスパイシー、体の芯から温まるような愛に包まれたステキな映画の登場です!

 香港の著名な女性監督、アン・ホイ (ヴェネチア映画祭・金獅子生涯功労賞受賞) がプロデューサーを務め、気鋭のヘイワード・マック監督がメガホンを取った香港映画 花椒 (ホアジャオ) の味 が11月5日より、新宿武蔵野館ほか全国で公開中です。

 ――台北、重慶、そして香港。 お互いの存在を知らずに別々の街で育ち、父の葬儀で初めて出会った三人の異母姉妹。 父の火鍋店を継ぐことになり、姉妹の絆を感じながら、助け合って盛り立てていく。 家族と向き合い、自分自身を見つめ直して生きる三姉妹の許しと成長の物語……。

 香港の人気作家、エイミー・チャン (張小嫻) の小説 「我的愛如此麻辣」 (私の愛はこんなにスパイシー) を原作として、プロデューサーのアン・ホイが脚本・監督にと抜擢したのが、女性監督のヘイワード・マック
 それぞれの街の風景や珍しい道教式の葬儀、勇壮な龍の舞など見どころもタップリで、監督ならではのしなやかな感性が、随所にキラリ!と光っています。
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第22回東京フィルメックス 10/30〜11/7開催へ 話題の中華圏映画をピックアップ

第22回東京フィルメックス チラシ 【中華圏 映画 ブログ】

 芸術の秋、映画祭の秋ですね〜!
 ということで、映画祭の話題が続きます。

 アジア拠点の映画祭、第22回東京フィルメックスが10月30日 (土)〜11月7日 (日) の9日間にわたり、有楽町の有楽町朝日ホール (メイン会場) とヒューマントラストシネマ有楽町 (レイトショー会場) で開催されます。

 主催・認定NPO法人東京フィルメックス。

 今年も昨年に引き続き、日本を代表する映画祭、第34回東京国際映画祭とほぼ同時期に行われます (関連エントリー)。
 
 注目のコンペティション部門 「東京フィルメックス・コンペティション」 には、ジョージア、イスラエル、イラン、インド、タイ、カンボジア、インドネシア、シンガポール、中国、日本などから
10作品が選ばれ、うち2作品が中国の新作映画です。

 また 「特別招待作品」 部門にも、チェックしておきたい新作の中華圏映画が登場します。
 そこでここでは中国、香港、台湾のホットな勢いが感じられる中華圏映画をピックアップしましょう! (参考・公式サイト)。

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