【日本 音楽 ブログ】
音楽評論家の故宇野功芳氏に 「鬼才」 「驚くべき才能」 と言わしめた21世紀が誇るヴァイオリニスト、佐藤久成 (さとう・ひさや) さん。
その最新のリサイタル 「東欧ロマン」 が11月9日夜、東京・上野の東京文化会館で開かれ、約2時間半の圧倒的プログラムに酔いしれました。
もう、この方の気宇壮大、縦横無尽な宇宙観を、何と表現してよいものやらわかりません。
祖国ルーマニアとフランスで活躍した音楽家・エネスク (1881-1955) のヴァイオリン・ソナタを筆頭に、モラヴィア (現在のチェコ東部) 出身の作曲家・ヤナーチェク (1854-1928)、そしてウクライナ出身の作曲家・プロコフィエフ (1891-1953) のヴァイオリン・ソナタを、実力派ピアニスト・佐野隆哉 (さの・たかや) さんとの息の合った演奏により披露。