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今年もやってきました、生日快楽! (その2)

2012年の誕生日(その2) 【北京 日常 ブログ】
 今年の誕生日も、恐縮しつつ、中国語の恩師の自宅にお呼ばれしたワタクシです。 (^^;

 テーブルには奥さんの先生の手料理と、特別に予約したという誕生日ケーキがズラリと並びました。
 「珍珠丸子」 (肉団子のもち米蒸し) に 「手抓飯」 (ウイグル風炊き込みご飯)、青菜ときのこの炒め、ソーセージの炒め物などなど……・。

 「炊き込みご飯のお米は、市内の農業技術センターで作られた無農薬米なのよ。 市場には出回っていないけど、このアパートの関係者のコネで、住民の多くが購入しているの (笑)」 と李先生。
 なるほど、ふっくらと炊き上がったおいしいお米で、私は大盛り一杯をぺろり。 今更ながらに、お米1つにもいろんな関係 (コネ) が利用されるものなんだなあ。 そんなことを考えながら、ブルーベリー・ムースの誕生日ケーキまでしっかりいただいた私です。 (^^;

2012年の誕生日(その2) 昼間のビールのせい?ではありませんが、話題はやはり最近の日中関係にも及びました。

 日本政府の沖縄県・尖閣諸島 (中国名:釣魚島) 国有化をめぐり、中国では日本への反感が高まりました。
 北京でも、日本人に対するタクシーの乗車拒否が相次いだころ、こんな笑い話のような本当の話を耳にしました。 日本人の中には運転手に出身を聞かれ、「私は外地人 (よその者) です」 「アジア人です」、さらには 「外星人 (宇宙人) です」 と答えたツワモノまでいたんだとか。 いずれも間違いではないし、ウソでもない。 日本人だとあえていわない苦肉の策ですが、なかなかうまい答えですよね (笑)。
 そんな日本人のユーモア生活術を話すと、夫妻は大笑いされていました。

 私はといえば、一般女性だから大目に見られているのでしょうが、このご時勢でもイヤな目に遭ったことがありません。 仕事で見知らぬ人に話す時は、「最近中国とは微妙な関係のところの者です」 と断っていますが、あるおじいさんには 「どこから来たって? 台湾かい?」 と返されて苦笑しました。
 大抵の人たちが 「俺たち老百姓 (一般庶民) には関係ない話だよ」 と大らかに答えてくれる。 まあ、私が直接、刺激的な政治の話をしないからかもしれませんが……。
 そんなことも話すと、2人は頷いておられました。

 「中国語で “惟恐天下不乱” (天下が乱れるようにとばかり望んでいる) といいますが、デモに参加した一部の若者はまさにそういう状態だった。 社会に不満を抱えていて、トヨタの販売店などを壊しました。 私たちには文革のころがよみがえります……」

 楊先生夫妻は毛沢東の時代、「出身が悪い」 などという理由で 「労働者階級の敵」 と見なされ、遠方へ左遷されました。 北京に戻ったのは20年ほど経った改革・開放後のことです。 2人にとっては、壮絶な政治運動が繰り広げられた文革の記憶が、今も鮮明なのでしょう。

 激動の時代を乗り越えてきたからこそ、今後に期待するところも大きいようです。
 「釣魚島の問題についても、今度の “十八大” (中国共産党第18回全国代表大会) で決まる新指導部の采配に期待している。 中国語でよく “和則両利,闘則両傷” (和すれば共に利あり、争えば共に傷つく) といわれる通り、新指導部は問題解決や両国関係安定のため、よりよい知恵を絞るはず。 老百姓の多くだって、本当は (中日が) 戦争すべきでないとわかっていると思います……」

 あくまでも老百姓の個人的な意見ですが、と断った上で、率直に話してくださいました。 争いともなれば、犠牲になるのはいつの世も一般人。 先生たちのような老世代であればこそ、それを痛切に感じているのかもしれません。

 気がつけば、つるべ落としの秋の日が傾きかけていました。 まだまだ話し足りませんでしたが、お2人にお礼をいって手を振りました。
 大学宿舎にからまるツタが色づいて、燃えるように赤く輝く、晩秋のひとときでした。


2012年の誕生日(その2)※ 写真は上から、
 〕明萓犬、「ロウソクは何本かな?(笑)」 といいながら、火を灯してくださいましたw

◆〔鞠戚米のウイグル風炊き込みご飯。 ニンジンは甘い内モンゴル産だとか。

 改めまして、皆様、ありがとうございました!!^^




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  • 2018.11.15 Thursday
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コメント
しゃおりんさん

どうしても気になって、またまたコメントさせていただきます。

ウイグル風炊き込みご飯。

どこがウイグル風になっているのでしょう。
具は人参だけ?
肉のスープか何かで炊き込んであるのでしょうか?

人参を炊き込むって、なかなか良い食べ方だなぁ、と思い
興味津々です。

こういったメニューを、ご夫妻で考え、手作りして下さった過程を
思うと、じ〜んと沁みますね。
  • ちびぱんだ
  • 2012/11/04 11:32 AM
ちびぱんだ様: ありがとうございます。

> ウイグル風炊き込みご飯

そうですね。説明不足でした。すみません。。。

◆ウイグル風ラムチョップとにんじんの炊き込みご飯
こちらにレシピが書いてありますので、よかったらご覧ください(と勝手にリンクを貼らせていただきますが……)。
http://www.elle.co.jp/atable/cooking/recipe_bk/258

ニンジンと玉ねぎ、ラムチョップを炒め、レーズンも加えて米と一緒に炊き込む(あるいは煮込む)のが本式らしいのですが……。

先生の場合は、具はニンジンだけ。羊肉スープで炊き込んだ、とおっしゃっていました。一般的な電気炊飯器で、です。
でも羊肉の臭みはありません。日本の炊き込みご飯にも似て、とてもおいしかったですよ。^^
しゃおりんさん

レシピのご紹介ありがとうございました。
ラムチョップを使って・・・だと、ちょっと大がかりに
なりますが、先生のやり方は、手軽で魅力的。

羊肉スープでなく、チキンスープで作ってみます。
もうウイグル風ではなくなりますけどね!

寒さ厳しくなってきた北京、羊肉は体を温める食材だそうですから、
しゃおりんさんは、せっせと食べて下さい!
  • ちびぱんだ
  • 2012/11/04 4:57 PM
ちびぱんだ様: ありがとうございます。

> 羊肉スープでなく、チキンスープで作ってみます。

そうですね、いろいろアレンジできそうですよね。この内モンゴル産のニンジンは、甘くて、やわらかくて、とてもおいしかったです。
彩りもきれいですよね!^^


> しゃおりんさんは、せっせと食べて下さい!
そうですね。最近は寒くなりましたので、冷凍ものですが羊肉スライスを買ってきて、おうちしゃぶしゃぶをしています。
何日か、はまりすぎてしまい……。今はちょっとしゃぶしゃぶはお休み中です(笑)

寒さ増す折、ちびぱんださんもご自愛ください……。
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