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「現代中国のハローキティを考える」―4/27 日中文化交流カフェで

ハローキティレストラン 【北京 イベント ブログ】
 活発な学術交流を続ける北京日本人学術交流会 (山口直樹代表) は4月27日 (土)、北京市内で、文化をテーマに日中共同討論を行う第1回 「日中文化交流カフェ」 を開催します。

 同学術交流会としては、第85回となる開催。

 テーマは 現代中国のハローキティを考える。 中国でも流行している日本生まれのキャラクター、ハローキティの人気の秘密などを探ります。
 当日は、キティちゃんに多少の関心があるわたくしも、ゲストとして参加することになりました。 皆様から逆にいろいろお教えいただければと願っています。
 参加をご希望される方は、4月25日 (木) 深夜までに、連絡係の吉田さん ( pngk218523 @gmail.com ) あて参加希望のメールを送信してください (送信時には、@前の空白を詰める)。
 よろしくお願いいたします。

 第1回日中文化交流カフェの概要は、以下の通り。

■ 第1回日中文化交流カフェ (第85回北京日本人学術交流会)
日 時: 4月27日(土) 午後2〜5時半ごろ (のち場所を移して懇親会)
主 題: 「現代中国におけるハローキティを考える」
      (ハローキティを中心としたさまざまな映像を見て共同討論。
      山口直樹氏による補足説明)
ゲストコメンテーター: 小林さゆり氏 (フリーライター)
場 所: 北京市・五道口のカフェ2ndplace (申し込みのあった方に詳細をお知らせ)
参加費: 50元 (資料代、運営費、ドリンク代など)
言 語: 主に日本語 (ときに中国語)


 第85回北京日本人学術交流会では、第1回日中文化交流カフェとして 「現代中国のハローキティを考える」 が行われます。
 北京日本人学術交流会では、これまでゴジラや妖怪人間べムなどどちらかといえば、“不気味なもの” を考えてきたといってよいですが、今度は、日本の “かわいいもの” の代表としてハローキティ (中国名:凯蒂猫) を考えます。

 元気がないといわれる日本ですが、いまやハローキティにみられるような日本の “かわいい” “kawaii” は世界を席巻しつつあり、国際的に通じる言葉でもあります。中国で圧倒的な人気と知名度を誇るセクシータレント、蒼井そらもこの ”かわいい“ の系譜にふくめてもよいかもしれません。

 ハローキティを生み出したサンリオの社長、辻信太郎氏が温家宝氏にハローキティを送ったとき 「孫がとても喜びます」 と語ったのは、有名な話ですが、今、北京の街には、マクドナルドやコンビニエンスストアなどいたるところにハローキティがあふれています。
 日中文化交流にとってドラえもん (機器猫) やトトロ (龍猫) などとともにハローキティは、鍵をにぎる重要な “猫” であることはまちがいないことでしょう。

 なぜここまで日本の “かわいい” の代表格であるハローキティが、中国に浸透しているのでしょうか、その背景にはどのような事情があるのでしょうか。 背景にあるサンリオという会社の経営戦略とはどのようなものでしょうか。

 昨年、北京にできたハローキティの専門店を取材したフリーライター、小林さゆりさん (関連記事) をゲストコメンテーターとして迎え、ハローキティを中心としたさまざまな映像をみながら 「日本の “かわいい” とはなにか」 についての共同討論が行われます。
                                          (山口直樹代表・記)

【要旨】
 最近、元気がないといわれることが多い日本だが、きゃりーぱみゅぱみゅやハローキティなど日本の “かわいい” は、国境を越え世界を席巻しつつある。
 現在、世界でハローキティを販売している国は109か国になるという。これは、カップヌードルや味の素をしのぐグローバル展開である。
 ハローキティに関する商品は、すでに5万点、年間149億円の収益を上げるに至っている。
 サンリオの2007年の営業利益は、61億円だったが、2011年の営業利益は、149億円となり大きな伸びを示している。 2011年のサンリオの日本国内での営業利益は14億円の赤字だったにもかかわらず、それを補うだけの海外での大きな営業利益があったということである。

 日本の“かわいい”は、世界の人々の心をとらえているわけだが、それは中国においても例外ではない。 北京においても街のいたるところにハローキティがあふれており、ハローキティ大好きな中国人が、日々生まれている。
 なぜサンリオは、中国をはじめとする海外の人々の心をとらえることに成功したのだろうか、その背景にある経営戦略とはどのようなものだったのか、これが第一の共同討論の主要テーマである。

 第二の共同討論の主要テーマは、「そもそも “かわいい” とはなんなのか」 という根本問題である。
 比較文化研究の四方田犬彦氏は、『「かわいい」論』 (筑摩新書)において “かわいい” を 「未成熟なものに価値を見出す価値観」 と考えた。
 こうしたとらえたかを参考に 「“かわいい” とは何か」 について共同討論する。
 また、“かわいい” をその対極にあるとおもわれている “不気味なもの” との関係において映像を交えながら考察を加え共同討論する。
                                                 (以上)


※ 写真は、北京のハローキティレストラン (2012年)

※ 北京日本人学術交流会の記録 


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  • 2017.11.24 Friday
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