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「タジマKヒロアキ絵画作品展」 を訪ねて埼玉へ、5/10まで開催中

    「タジマKヒロアキ絵画作品展」案内状 

 【日本 アート ブログ】
 光のきらめきのような四角 (スクエア) をモチーフにした独創的な絵画に取り組む美術家、タジマKヒロアキさんの個展 タジマKヒロアキ絵画作品展 を、連休最後の1日に訪ねました。

 新緑が美しい閑静な住宅街に位置する、埼玉県さいたま市西区のクラフト&ギャラリー 「風画」 で、5月10日 (日) まで開催中です。

タジマKヒロアキさん 実は、ヒロアキさんは私の親戚筋にあたる、いとこのお兄さんのような存在です。

 (実際には “いとこ違い” にあたります) (^^;

 彫刻や洋画を学ばれ、これまでにフランス・パリの美術展 「サロン・ドトンヌ」 や、スペインの 「スペイン美術賞展」、中国の 「日仏中現代美術世界展」 などに入選。
 チェコの 「プラハ国立美術館東洋文化英知賞」 など、数々の国際賞も受賞されています。

 そんなヒロアキさんが近年、取り組んでいるのが、さまざまな色や大小のスクエアをモチーフにした絵画作品。 今回の個展でも、ここ5、6年の “スクエア・シリーズ” の最新作が20点ほど展示されていました。
 会場でひときわ目を引いた大作 「水上の交響詩」 (F30号) は、水面に映るニューヨークのビル街、水に浮かぶ残雪、不規則に並ぶ杭――といった風景と、そこに重なる無数のスクエアを描いたもの。
 また、朝焼けでしょうか、残照でしょうか、日の光を受けて燃えるように輝く浅間山を描いた 「ASAMA」 (M15号) と題した作品にも、スクエアが効果的に描き込まれていました。

 それは、輝く光の競演のようでもあり、リズミカルで豊かな音色のようでもあり……。

 一見すると無機質なモノなのですが、風景の中にごく自然に溶け込んで違和感がないばかりか、見る者のイマジネーションを刺激してくれる。 もしかすると自然界には (見えないだけで) こんな四角が溢れているのかもしれないと、ふと考えさせられるユニークな作品の数々なのでした。

 「四角の意味はいろいろあります。 山や川といった具象的な風景画であれば、人はそれを固定観念やそれぞれの経験則から見て、山だ、川だと決めつけてしまうことが多いでしょう。 僕はそれを四角で打ち砕きたかった。 見る人も 『これは何だろう?』 と、より想像力を働かせることができる。 絵画との対話ができる、そんな作品にしたかったのです」

 ヒロアキさんはそう語ります。

 そういえば先日、都内で見た萩原朔美さんの最新映像作品に、どんな風景だって、ラストシーンになる といったメッセージが込められていて、興味深く思いました。
 なるほど風景も、絵画も、映像も……見慣れた日常の1シーンであっても、豊かな想像力を持って見れば、そこからさらに世界が広がり、物語が生まれるのですね。

 慌ただしい毎日に、ふと忘れていた大切なことを、「タジマKヒロアキ絵画作品展」 でも再確認させられました。


■ 「タジマKヒロアキ絵画作品展」
 会期: 2015年4月29日(水)〜5月10日(日)
 会場: クラフト&ギャラリー「風画」  
      さいたま市西区内野本郷971−6
 開館: 10:30〜18:00 (最終日は17:00まで)


※ 「風画」 のオーナー、井出さんは、もともと現代美術作家。 遺跡発掘調査をきっかけに縄文土器の魅力にひかれ、現在は縄文土器を復元制作する作家として知られています。

※ タジマKヒロアキさん ホームページ 

※ 写真は、作品展の案内状と、タジマKヒロアキさん。


※ 関連エントリー
・ 第53回 「紫泉展」 を訪ねて埼玉・大宮へ 展覧は11/10まで (2013年11月8日付)

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  • 2017.12.09 Saturday
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コメント
交通不便な所に遠方よりお運び頂き感謝します。またこのようにブログで紹介下さり重ねて感謝いたします!
もっとゆっくりとお話もしたかったのですが、ぜひまたの機会に。お父様の健康平癒をお祈りいたします。
タジマKヒロアキ様: ご丁寧にありがとうございます。

また先日は、すっかりお世話になりました。おかげさまで心に残る、素敵なひとときを過ごさせていただきました。こちらこそ改めて御礼を申し上げます。

ヒロアキさんの作品、本当にいいですね! 「いつか求められるようになったらいいね」「その前に、絵画が掛けられる広い壁のある家に引っ越さなくては……(笑)」などと、家人と話しています。

またお目にかかる時を楽しみにしています。
父のご心配も、ありがとうございます。今度帰省した時に伝えておきます。

ヒロアキさんとご家族の皆様のますますのご健勝をお祈り申し上げます。
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