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中国映画 「南京!南京!」、「ニコニコ動画」 で配信へ! 8/18夜10時〜

「南京!南京!」が北京で上映 (2009年4月) 【日本 ネット ブログ】

 日本最大級の動画共有サイト ニコニコ動画 は、戦後70年の節目にあたり、世界各国で製作された歴史問題などをテーマにしたドキュメンタリーや劇映画を順次配信しています。

 「ニコニコドキュメンタリー」 と銘打って、「国内外・新旧問わず、ネットメディアだからこそ配信できる選りすぐりの話題作や衝撃作を揃え、放送」 (同サイト) するもの。

 とくに戦後70年のこの夏は、「実際どんなもの? 反日と呼ばれている作品たち」 として、日本で劇場公開され物議を醸した問題作や、日本ではタブー視されがちな内容が含まれるため、公開が実現しなかった映像作品を配信しています (8月中。 放送終了後も、期間限定・有料で視聴可能)。

 今夜 (18日) 10時からは、1937年の南京事件を描いた中国映画 南京!南京! (2009年、陸川監督) を配信。
 サイトによると、「日中戦争の南京戦とその後に起きたとされる南京事件について、日本軍兵士の視点から描かれた中国の歴史大作映画」 であり、「日本での配給が一度決定しながらも、楽曲の著作権問題で配給会社との交渉が決裂したことで、日本では2011年に一日限りの上映が行われた」 という問題作です。

 かくいう私も、2009年の公開時には滞在先の北京で鑑賞。 「中国の戦後世代の監督が、日本軍兵士を主役にした南京映画を撮った」 おそらくは初の映画を、感慨深く見たことでした。

 中国の大手メディア 「新華網」 (17日付) は、「日本が 『南京!南京!』 など “上映禁止映画” を放送、民衆に反省を促す」 と題し、ニコニコ動画での 「反日作品」 の配信を報道。

 「アジアの国で反日ドラマ・反日映画が公開されていると聞くが、実際にそれがどんなものなのか、見た人はほとんどいないと思う。 じゃあ見てみようじゃないか、地上波には出ないようなものが沢山あるんじゃないかと思った」――とのニコニコ動画側のコメントを紹介した上で、「ネットユーザーの “事件の真相を知りたい” という要求を満足させるものだ」 と伝えています。

 さらに、ニコニコ動画での配信について陸川監督に取材し、「中日間の民間交流はまだ足りない。 双方は交流を増やして、理解を深めることが大事だ。 この映画の上映が、あるいは1つのスタートになるかもしれない」 との監督の前向きなコメントを紹介しています。

 ニコニコ動画ではこのほか、「中国人監督による 『反日映画』」 と一部でいわれた ドキュメンタリー 「靖国-YASUKUNI」 (2008)、2014年に中国中央テレビで5夜にわたってゴールデンタイムに放映された、南京事件を多角的に検証したドキュメンタリー 「1937 南京記憶」 (2014、中国) などを配信する予定 (放送終了・視聴可能の作品も含む)。

 詳しくは、 「ニコニコドキュメンタリー」 サイトでご確認ください。


■ ニコニコ動画 「ニコニコドキュメンタリー」 放送スケジュール

8月15日(土) 0:00〜   ドキュメンタリー 「靖国-YASUKUNI」 (2008) 
                  ※ 期間限定・有料で視聴可能
8月18日(火) 22:00〜 映画 「南京!南京!」 (2009、中国)
8月19日(水) 22:00〜 映画 「ユリョン」 (1999、韓国)
8月20日(木) 22:00〜 ドラマ 「カクシタル」 (2012、韓国)
8月24日(月)〜28日(金) 22:00〜 ドキュメンタリー 「1937 南京記憶」 (2014、中国)


※ 写真は、「南京!南京!」 が上映された、北京市内のシネマコンプレックス (2009年4月)

※ 関連エントリー
・ 話題の映画 「南京!南京!」 を見た! (2009年4月29日付)

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  • 2017.04.30 Sunday
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コメント
新華報によればこの78年前の出来事を扱った反日映画で日本の民衆に反省を促すということですが
普通の日本国民はこのように歴史戦をしかける中国(政府)の態度にもう辟易しています。
戦争状態を終結させた72年の日中国交正常化と77年の日中平和友好条約という国家間の約束事は一体何だったのか。
あの頃から90年代までは日本国民の多くは、
流石大人の国と親中感情をいだいていたと思うが、
今や日本国民の95%が反中・嫌中感情を持つようになった。
大変自然なことだと思います。
今夏の安倍談話で「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と言い切った。
よくぞ言ったと思う。
  • 那須の与一
  • 2015/08/20 4:59 PM
那須の与一様: コメントをありがとうございます。

> 普通の日本国民はこのように歴史戦をしかける中国(政府)の態度にもう辟易しています。

相手に延々グチグチと嫌味をいわれたら、相手のことがイヤになるのは、よくわかります。

その裏返しで、「日本人の93%」 が中国に対して良くない印象を持っている (どちらかといえば良くないも含む。2014年の日中共同世論調査)という結果が出るのかもしれません。

安倍首相談話も、中国側に「一定の」理解を得られたようですね。

私自身は、たとえ「私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたち」が「謝罪を続ける宿命を背負わ」なくて良いとしても、あの戦争のことを忘れ去ってはならない。知っておくことが大事だと思っています。

その意味でも、戦後70年を迎えた8月15日、全国戦没者追悼式で、天皇陛下が

「ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い」……

と述べられたおことばに、深い感銘を受けたものです。
アンサーありがとうございました。

「 昭和天皇の継承者は侵略の謝罪を」と、新華社が評論文(8月28日)
今上天皇を持ち出してまことに常軌を逸脱した評論だね。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150828/k10010207521000.html

ついに言っていけないことを評論してしまった感。日本国民としては許せません。

でもね、まず自国民に謝罪しなよ!
この70年間に朝鮮戦争、大躍進や文革、少数民族弾圧、中越戦争ででどれだけの国民や他国民を殺戮してしてきたか。

然し無理だろうな、中国人にとって反省とは「するもの」ではなく「させるもの」である。反省しないだけではなく、必ず言い訳して絶対に自分の非や罪を認めないからな。

  • 那須の与一
  • 2015/08/31 8:45 PM
那須の与一様: 度々にわたるコメント、ありがとうございます。

> 反省しないだけではなく、必ず言い訳して絶対に自分の非や罪を認めないからな。

してみると、那須の与一様がそこまで「中国人」とやらを毛嫌いするのは、いわゆる「中国人」に「反省」を(強要)「させられ」、「言い訳」をされ、「自分の非や罪を認めない」という具体的な事例を体験されたのだろうと拝察するものです。

本当に残念なことでした。。。

私は日本人として中国・北京に13年間滞在し、日中関係が悪化した時には「小日本」などと罵声を浴びせられたこともあります。

でも必ずそうではない、信頼できる中国の友人たちが守ってくれましたし、その人たちとは今でもいい関係を保っています。

ですから私の場合は、

> 中国人にとって反省とは「するもの」ではなく「させるもの」である。
> 反省しないだけではなく、必ず言い訳して絶対に自分の非や罪を認めないからな。

とはとても断言できません。
「中国人」とひとくくりにできないように、「日本人」だってひとくくりにできないでしょう。それと同じことだと思います。

国籍・男女・LGBT・年齢などの別で、その人を判断しない。それが私の考えです。

ですが那須の与一様には、あなた様のお考えがあると思いますし、日本には政治・宗教・思想信条の自由がありますので、あなた様のお考えを尊重したいと思います。

ただ、私とは違う、ということだけです。
私が触れた安倍談話に関するコメントに対し
貴女がわざわざ平成天皇の反省のお言葉に触れ、
その後28日に現天皇陛下に関するまことに礼を失した新華社の評論が出たので、
一般論として再度コメントさせて頂いただけのことです。
この「戦後」70年には、朝鮮戦争、大躍進、文革、少数民族弾圧の他
自国民を大量殺戮した天安門事件もありましたね、これも事実を述べただけだ。
肝心の貴女は平成天皇に対するこの新華社評論を如何思っているのですか?

私が全ての中国人を「毛嫌い」していると勝手に個人を推察し
反省?を「強要された」という言葉を
勝手に付言して個人を決め付けるのは余計なこと、
またブログ読者に対して大変失礼だ。
私はこちら大陸に駐在して20年間会社を経営している者。
2012年の全国的な反日暴動後も「それでも中国に住んで」今日現在までビジネスを継続発展させてきています。
日本にいる貴女が推察するように「中国人」を「ひとくくり」に「毛嫌い」して
中国のビジネス等できませんよ。




  • 那須の与一
  • 2015/09/01 2:47 AM
那須の与一様:

> 肝心の貴女は平成天皇に対するこの新華社評論を如何思っているのですか?

報道にもあるように、中国の国営メディアが先の戦争について天皇陛下が謝罪すべきだと論じるのは異例のことで、その裏には何があるのか?
日本政府が「外交ルートを通じて中国側に強く抗議した」のは当然のことと考えます。

> 「中国人」を「ひとくくり」に「毛嫌い」して中国のビジネス等できませんよ。

それをうかがい、安心しました。

日本より、大陸でのビジネスの益々のご発展をお祈りいたします。

>報道にもあるように、中国の国営メディアが先の戦争について天皇陛下が謝罪すべきだと論じるのは異例のことで、その裏には何があるのか?
って、何を今更に(笑)

このブログの標題が北京メディアウォッチ
という様に
コメントした「個人」を勝手に推察するよりも
「メディア」をウォッチしてコメントするのが貴女のこのブログの本筋ではないのですか。

メディアである新華社の今回の評論の裏に何があるのか、きちんと分析して
いつかまたブログに掲載してください。
  • 那須の与一
  • 2015/09/01 9:40 AM
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