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しゃっくりが止まらない… (1)

数々の薬 【東京 日常 ブログ】
 これも現代の難病・奇病の1つなのか。 数日前からしゃっくりが止まらない。
 といっても私のことではない。

 2年ほど前、長年の居住地・北京より帰国してから、ひょんなご縁で 「年の差婚」 をしたオジサン世代の夫が、である。

 季節の変わり目だからだろうか。 先日より、ひどい風邪をひいたかと思ったら、それからしゃっくりが続くようになってしまった。
 男性としては細身のわりに、元気で頑丈なのが取り得の夫。 すぐに治るだろうとタカをくくっていたのだが、くしゃみ・せき・痰・鼻水・悪寒・発熱と、風邪薬のパッケージに書いてあるような諸症状が順に現れたかと思うと、さらに、しゃっくりという新領域に進んでしまった。
 こんなひどい風邪も、しゃっくりも、寝込んだことも、この2年で初めてである。
 しかも、しゃっくりがなかなか止まらない。 止まるのは、食事をしている時と睡眠時ほどであろうか。
 時々しゃっくりが連続して出ることもあって、そんな時は呼吸困難に陥るのだろう、オウオウオウッ…… とオットセイの雄たけびにも似た、ひどく苦しそうな声を上げる。

 あわてて背中をトントンたたくと 「痛い、強すぎるッ! もっとやさしく!」 と悲鳴を上げる夫。 なんでも (体育会系の) 私の力は総じて強いからだそうだが、私のほうも 「なんだ、話ができるなら大丈夫じゃないッ!」 と負けてはいない。

 ネットで調べると、いろんな民間療法が出てきたので試してみた。
 よく知られているのは、息を吸って苦しくなるまで止めてから、その息をごくりと飲み込む、というもの。
 でも体育会系の私とは異なり、文系ひとすじの夫の肺活量はどう見ても少ないらしく……。 息を吸い込む量も止められる時間も少なくて、しゃっくり止めに明らかな効果はなかった。

 次に試したのが、人差し指を左右の耳の穴に入れて、1分ほど待つ方法。
 さらに30秒ほど舌を強く引っ張る、という方法もあり、あれこれやってみたのだが、夫は 「イタタタ……」 と苦しむばかり。
 なんだか地獄のエンマ様の拷問かDV (家庭内暴力) の現場みたいで、そんなことをしている自分が情けなく、イヤになるほどであった。

 しかし、しゃっくりは何日も治らない。
 いろんな方法を試してみても、夫には即効性はおろか効き目がないので、しまいに大きな金切り声を上げてしまった私。
 「あなたには治す努力が足りない! 気合が足りないッ!!」

 「気合ダーッ」 のアニマル浜口さんよろしく “スポ根” もののノリで喝を入れたつもりだったが、高熱でフラフラしながらしゃっくりしている夫には、やはり酷であったかもしれない。 申し訳ないことをしたと反省しきりだが、私も懸命だったのだ。

 ネットの 「しゃっくり特集」 サイトには、しゃっくりの原因から薬物療法、止め方まで、わかりやすく記載されていた。
 なんでもしゃっくりとは何らかの原因により横隔膜がけいれんして起こる症状で、原因は実にさまざま。 食べすぎ、飲みすぎ、喫煙、それらによって生じる胃炎など。 さらには精神的ストレスが関係している場合もあるという。
 ふだんは自由人のごとく悠々自適に暮らしている夫だが、やはり気合のかけすぎが過度のストレスをもたらしたのだろうか……(汗)。

 サイトのコメント欄には、悩んでいるご本人や家族からの悲痛な声も書き込まれていた。
 ・ 何日も続いていて苦しんでいる。
 ・ 止める方法をいろいろ試してみたが、効果はない。
 ・ しゃっくりが出ては止まる。 そんな繰り返しが何年も続いている。

 などなど。 中には民間療法で治った人の報告もあったが、多くは 「藁をもすがる思いで」 しゃっくりを治したい人々の切実な訴えだった。

 もしかするとしゃっくりとは、21世紀の現代でも治療法が確立していない難病・奇病なのか。 現代の最先端医療からこぼれ落ちた盲点なのであろうか。

 原因も症状も人それぞれなので、治療法が一々異なる。 しかも始まりは対処療法しか選択肢はなさそうである。
 さらに困ったことには、何か原因となる病気がひそんでいる場合もあって、横隔膜を直接刺激する消化管 (胃や食道) に腫瘍ができていたり、炎症が起きていたりすることも実際にあるのだそうだ。

 先日、胆管がんで急逝された女優の川島なお美さん (享年54) や、乳がんで右乳房全摘出手術を受けられた元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん (48) のショッキングなニュースが頭をよぎり、不安と焦燥にかられた私。

 いやはや たかがしゃっくり と見下すことのできない厄介な症状である。
 もはやお手上げだったので、夫には翌日、病院へ行ってもらうことにした。 

                                            (この稿、続く)



※ 写真は、近所の病院で処方された数々の薬。

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  • 2017.12.09 Saturday
  • -
  • 11:40
  • -
  • -
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コメント
しゃおりんさんが、結婚され幸せオーラが出てるというはなしは聞いておりましたが、パートナーのしゃっくりが止まらなくなっているとは知りませんでした。病は気からとはいいますが、こういうのって気合いでなおすというのはやはり大変なのでしょうね。
  • ゴジラ@北京
  • 2015/10/09 2:46 AM
ゴジラ@北京様: ありがとうございます。

今回ばかりは初めてのことで、本当に焦りましたが……。
なんとか、ようやく、ひどい風邪もしゃっくりも治まりました(まだ少し咳は出ていますが)。

ご心配をおかけしました。
数えてみたら12日間ほど風邪をひき、(本人いわく)しゃっくりも同じくらい長引いていたようです。

今回のしゃっくりは、風邪によるものだったのかもしれませんが、医者のI先生によれば、長年続くようなものは他に原因となる病気が隠れている場合があるそうなので、まさに「たかがしゃっくり」とは侮れないと思いました。

大変でしたが、私もいい勉強になりました。(ーー;

それにしても

> しゃおりんさんが、結婚され幸せオーラが出てるというはなしは聞いておりましたが、

そんなウワサがあるのですか? 初耳でした。お恥ずかしい限りです。 (^^;)>
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