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多元語発信サイト「nippon.com」 新事務所が東京・虎ノ門にオープン、野嶋剛さんが講演

「nippon.com」 新事務所 【東京 ニュース ブログ】

 日本の等身大の姿を多言語で発信するウェブサイト nippon.com開設5周年にあたる今年、体制を一新し、事務所を東京・内幸町から虎ノ門に移転しました。

 その新事務所のリニューアルが完成したのを記念して10月7日午後、関係者向けの内覧会が開かれました。

「nippon.com」 新事務所 「nippon.com」 は、一般財団法人ニッポンドットコム (手嶋龍一理事長) が公益財団法人日本財団の助成を受けて、2011年10月から運営している多言語ウェブサイトです。

 日本の政治、経済、社会および文化について、広く海外の読者に情報発信を行うことで、国際社会における対日理解の促進を図っています。 
 私も以前、北京発のレポートを何度か掲載していただきました。
 ( 「北京が萌える 『日本動漫』」「逆境をバネに―中国で頑張る日本人」

 新事務所は、東京・港区虎ノ門の笹川平和財団ビル内にあります。
 明るく広々としたワンフロアには、デスクスペース、ミーティングスペースなどがぐるりと見渡せるオープンな雰囲気で配置されています。

「nippon.com」 新事務所 案内によれば――

 「リアルな日本をライブでお伝えしたい」

 「海外発信に尽力されている多くの皆様と出会い、連携していきたい」
 

 という想いをカタチにすべく、事務所内に動画などの撮影・編集を行えるスタジオと、小規模なセミナーなども開催できるサロンスペースを完備したのだそう。

 最新の文字・画像情報はもちろん、オリジナルの動画も駆使したリアルジャパンの発信基地が、新たに始動したというわけです。

「nippon.com」 新事務所 「nippon.com」 サイトは現在、日本語、英語、中国語 (簡体字、繁体字)、フランス語、スペイン語、アラビア語、ロシア語に対応しており、世界60億超の人々にインターネットを通じて日本情報を発信中 (しかも無料)。

 最近の記事をとってみても、 「スティーブ・ジョブズと禅—世界が注目する禅の実践効果」 「日本における介護殺人の現場と今後の課題」 「大隅良典氏にノーベル医学生理学賞:細胞自食作用の仕組み解明」 など、日本人にとっても興味深いレポートが満載です。
 
 新たなスタートを切った 「nippon.com」 に、どうぞご期待ください!

 「nippon.com」 新事務所  「nippon.com」 新事務所

 ・…………・…………・…………・…………・…………・

野嶋剛さん講演 この日は、内覧会に併せて、台湾映画 太陽の子 (原題:太陽的孩子) の特別上映会が開かれました。

 実話をもとに映画化され、2015年の公開後、台湾社会に大きな感動と反響を巻き起こした、家族と故郷の再生の物語です。

 上映後、ジャーナリストで、この作品の日本上映権授権者 (非営利) である野嶋剛さんが 映画 『太陽の子』 を上映する理由 と題して講演。

 映画の舞台となった、台湾・東海岸にある花蓮の集落・港口の風景や、ヒロインの先住民族・アミ族の女性 (パナイ) を演じたアロ・カリティン・パチラルさんのメッセージなどをスクリーンに映し出しながら、「この映画は、派手さはないが、演技と映像と音楽がバランスよくまとまり、笑いと涙を誘いながら、心に染み込むリアリティのある素晴らしい作品」 と高く評価。

 さらに 「先住民の置かれた境遇」 や 「家族を崩壊から守ること」、そして 「(台湾の学生運動) ヒマワリ運動と中国観光客」 など台湾をとりまく様々な問題が浮かび上がるところも 「この映画の見どころだ」 とした上で、「まだ知られない台湾の魅力を日本に伝えていきたい」 などと、この映画の上映プロジェクトを私的に立ち上げた理由を明らかにしました。

野嶋剛さん 野嶋さんによれば、この映画は、野嶋さんの趣旨に賛同したボランティアチームや関係者の尽力により今年6月から日本各地で上映会が行われ、これまでに累計2000人以上を動員したそうです。

 しかし、さらなる目標としては、(1)日本での上映のほか、(2)上映権をきちんとした配給会社に引き継いでもらうこと、(3)日本のいずれかの映画祭に出品されること――を掲げているそう。

 これからも、「この作品の普及のために頑張りたい」 と力強く話していました。

 そうでなくても涙腺の弱い私は、ラスト近くでボロボロ泣いてしまいました。

 いまの台湾で、アミ族など先住民の社会に何が起きているのか、台湾とはいったいどんな土地なのか、そして自分自身にも突きつけられているようなアイデンティティーの問題など、いろんなことを深く考えさせられる素晴らしい作品です。

 機会があれば、ぜひご覧になっていただきたいと思います!


【ご参照】
映画『太陽の子』と台湾の先住民問題――野嶋剛・文 (「nippon.com」、2016年9月6日付)
 
野嶋剛さん 公式サイト


※ 写真は、「nippon.com」 新事務所の様子と、野嶋剛さん講演の模様 (2016年10月7日)。

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  • 2017.12.09 Saturday
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