<< 中国の笑い話★古典編 (6) | main | シンガーソングライターのbisqさん、8/20 夏ライブ出演へ >>

霊場伝説 「振り返ってはいけない山」

  虹

 【日本 日常 ブログ】
 残暑お見舞い申し上げます。
 日本各地で、殺人的な暑さの猛暑日が続いたり、大雨に見舞われたり、はたまた中国では世界遺産の四川省・九寨溝でマグニチュード(M)7.0の地震があり、多くの死傷者が出ているとの報があるなど、自然現象一つとっても落ち着かない今年の夏です……。

 よんどころない事情があって、このブログをしばらくお休みしていました。
 10日ほどか、記事の更新をしませんでしたが、それでも毎日のぞいてくださる方々がいて、申し訳なく思うとともに、励まされる気持ちにもなりました。
 うっかり忘れていましたが、このブログは独立系メディアの個人ブログ 「北京メディアウオッチ」 として2007年1月にスタートしてから早10年になるのですね。
 ブログは今後も従来通りゆる〜く続けたいとは思いますが、その内容や方向性については検討の余地があるかもしれません。 のんびりペースの私なので、これもおいおい考えていきたいと思います。 (^^;

 そういえば、先日たまたま実家で見ていたNHK BSプレミアムで、日本各地の “霊場” に残る伝説をドラマ仕立てで掘り起こしていく 「霊場伝説」 という番組をやっていました。
 その中の1つ、香川県に残る伝説 「振り返ってはいけない山」 が今の私には深く印象に残りました。

 思い出しながら書き起こしてみると――
 むかしむかし、ある家で母親が亡くなった。 その辺りでは人が亡くなると、初七日の日に、故人の霊を背負って山へお送りしなければならなかった。
 初七日を迎え、兄弟そろって杖や弁当などの身支度を整え、山へ向かった。

 霊を山へお送りすると、山門のもとで弁当を食べて帰宅するのだが、儀式には珍しいおきてが1つあった。 それは、帰り道で 「後ろを振り返ってはいけない」 というもの。 振り返ってしまうと、寂しくなった霊がまたついてきてしまい、成仏できなくなるというのだ。

 ドラマでは、兄弟が弁当を食べ終わり、これから帰り道につくという時に、三男坊がつい後ろを振り返ってしまう……。
 帰宅後、兄弟たちがくつろいでいると、死んだはずの母親が亡霊となり 「ただいま」 といって囲炉裏端に座っていた――。

 怪談風の伝説で “鳥肌もの” の恐ろしい話ではあるのですが、ドラマの後で民俗学だかの専門家が解説してくれました。

 「この話には、亡くなった人のことを悲しんでばかりいてはいけない。 過去を振り返ってばかりではなく、前を向いて生きなければいけない、という教えが込められています」 (要旨)

 なるほど。 ちょっと聞いただけでは恐ろしい伝説にも、代々語り継がれるだけのありがたい教えが込められているのですね。 ちなみに霊をお送りしてから食べる弁当には、「食い別れ」 (死者と離別するための食事) の意味があるようです。

 私事ですが、この夏は、ふいに深い悲しみに見舞われました。 (T_T)

 でも、見るともなしに見たこの番組に、私はなんだか救われる思いになりました。
 (単純なのかもしれませんが……)
 これから、また少しずつ、前向きに歩いていきたいと思います……。


※ 写真は、雨上がりの空に現れた大きな虹。 虹を見たのは何十年ぶりでしょうか!? しばらくすると跡形もなくスーッと消えてしまいました (2017年8月8日、東京・多摩エリアで)。


スポンサーサイト

  • 2017.10.17 Tuesday
  • -
  • 15:10
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク
コメント
しゃおりんさん!

お久しぶりです〜。
毎日ブログを覗いていたひとりですよぉ。
前回記事の、脳が泣いてる(?)人と、すっかり顔なじみに!

これからも、ゆったり見せていただきますので、
しゃおりんペースでお願いします。

数年前、北京在住の頃、一度暑さ負けなさいましたよね。
またかな?と思ってましたが、そうでないようで、ホッ。
  • ちびぱんだ
  • 2017/08/10 5:48 PM
ちびぱんだ様: ありがとうございます。
その後、出かけておりまして、お返事が遅くなり大変失礼いたしました! m(_ _;)m

> 脳が泣いてる(?)人

そうですよね!この表現、ツボにはまり、電車の中でクスクス笑ってしまいました(笑)。

> 数年前、北京在住の頃、一度暑さ負けなさいましたよね。
> またかな?と思ってましたが、そうでないようで、ホッ。

ご心配をおかけしてスミマセン!
身体のほうはいたって健康、変わらず元気いっぱいです(笑)。暑い夏でダイエットには最適?なはずなのに、ちっとも体重が減りません(笑)。

でもこの夏は……いろいろありました。
悲しみを乗り越えて、前向きに頑張りたいと思います!
まちました!ふう〜。(笑)

さりげない時間の移ろい
生きとし生けるものは
なべて虚空へ向かう
永遠なるもの、
それは人間の記憶だけである

しゃおりんさん!

自然の鼓動を感じて歩く
マイナスイオンたっぷりの木々の間を
散策してみてはいかがですか

それとも、自然の香りと肌さわりが嬉しい
露天風呂でリフレッシュされては(o^^o)
  • にこにこのujicyan
  • 2017/08/11 1:46 PM
にこにこのujicyan様: ありがとうございます。
またまたお返事が遅くなりまして、大変失礼いたしました。中国からのお客様を迎える席に、私も参加させていただいて……。遅くなってしまいました。 m(_ _;)m

> 生きとし生けるものは
> なべて虚空へ向かう

般若心経の「色即是空 空即是色」でしょうか……。「形あるものはみな空である」と考えれば、この世のあらゆる苦しみから解放されるのかもしれません……。

と深刻そうに書いていますが、おかげさまで最近ではだいぶ元気になりました。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。m(_ _;)m

> それとも、自然の香りと肌さわりが嬉しい
> 露天風呂でリフレッシュされては(o^^o)

ありがとうございます。お盆休みには帰省しますので、できれば森林浴と温泉でゆっくりしたいところです……。(^^;
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
在日中国人33人のそれでも私たちが日本を好きな理由
在日中国人33人のそれでも私たちが日本を好きな理由 (JUGEMレビュー »)
趙 海成
小林さゆり/訳

【中国人著者が聞き出す本音の日本論】
『それでも私たちが中国に住む理由』、待望の姉妹本!
recommend
今こそ伝える日中100人
今こそ伝える日中100人 (JUGEMレビュー »)
北京大学日本校友会

日本と中国をつなぐ100人へのインタビュー集! 私も紹介していただきました。 お陰様でたちまち2刷に!!
recommend
在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由
在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由 (JUGEMレビュー »)

中国18都市に住む、日本人108人のリアルな証言! 取材・編集に携わりました。 5刷 好評発売中!
recommend
中国年鑑 (2012年版)
中国年鑑 (2012年版) (JUGEMレビュー »)

最新中国情報を網羅!
「暮らし」を執筆しています。
recommend
中国年鑑 (2011年版)
中国年鑑 (2011年版) (JUGEMレビュー »)

最新中国情報を網羅!
「暮らし」を執筆しています。
recommend
中国年鑑 (2010年版)
中国年鑑 (2010年版) (JUGEMレビュー »)

最新中国情報を網羅!
「暮らし」を執筆しています。
recommend
これが日本人だ!
これが日本人だ! (JUGEMレビュー »)
王 志強
小林さゆり/訳

【読んで首肯するか、立腹するか! ―― 中国人の対日認識を知るための必読書】
2刷 好評発売中!
recommend
北京探訪―知られざる歴史と今
北京探訪―知られざる歴史と今 (JUGEMレビュー »)

「大ブームに沸く 笑いの文化」を執筆しています。
recommend
出張に役立つ中国語―もう困らない、恥をかかない
出張に役立つ中国語―もう困らない、恥をかかない (JUGEMレビュー »)
ニューメディア研究所thinking

2005年アルク刊
コラムを執筆しています。
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM