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羽田孜元首相が死去―日本徐福会名誉会長など務め、中国メディアも速報

秦の始皇帝像 【日本 ニュース ブログ】

 羽田孜 (はた・つとむ) 元総理大臣が8月28日朝、東京都内の自宅で老衰のため亡くなったとの報を知り、驚いています。 82歳でした。

 ――東京都内で生まれ、長野県上田市内で小中学校時代を過ごし、バス会社に勤務したあと、1969 (昭和44) 年に父親の後継として衆議院旧長野2区で自民党から立候補して初当選、2012 (平成24) 年に政界を引退するまで14回連続で当選しました。

 細川 (護煕) 連立政権で副総理兼外務大臣を務め、およそ8カ月で細川内閣が総辞職したのを受けて、1994年4月、第80代・51人目の内閣総理大臣に就任しました。
 しかし、社会党 (現社民党) の政権離脱で少数与党となり、6月に内閣は総辞職。 在任期間は64日で、戦後2番目の短命となりました。

 スーツの上着を半袖に仕立てた 「省エネルック」 でも知られました。
 民進党の羽田雄一郎・元国土交通相は長男――。 (NHKニュースなどより)

 直接お目にかかったことはありませんが、ふるさと長野県が選出した国会議員として初めて首相を務めた方です。
 細川元首相も 「温かい人柄だったので何でも相談できる間柄だった」 とおくやみのコメントを寄せていましたが、見るからに温厚そうで、ひそかに親しみを覚えていました。

 そして私が関心を寄せていたのが、世間ではあまり知られていないかもしれませんが、羽田元首相がかつて 日本徐福会名誉会長 を務められていたこと。

 徐福 (じょふく) とは、紀元前3世紀の秦の始皇帝の命により、不老不死の仙薬を求め、多くの若い男女や技術者を従えて日本にやってきたとされる方士 (神仙術士) です。
 司馬遷の 『史記』 にその記載があり、日本各地にも徐福に関する伝説が残されています。

 羽田元首相は、その徐福の末裔、はたまた秦の始皇帝の末裔だという話を以前、地元で聞いたことがあります。  「秦」 は別に 「はた」 とも読みますので、のちに 「羽田」 と表すようになったと言われていました。
 そういうご縁もあって、日本徐福会名誉会長を務められていたのでしょう。

 秦の時代に徐福が出航したとされる候補地の一つ、浙江省慈渓市では2000年3月、「徐福記念館」 が開館し、日本の研究者や関係者との交流が始まりました。 その時かと思いますが、羽田元首相が祝辞を寄せられたという記事を、どこかで読んだ覚えがあります。

 今はまだ伝説、伝承の域を出ませんが、そのうちDNA解析など科学的調査が進めば、日中間、または東アジアに残る 徐福伝説 が実証される日がくるのかも……。 何とも歴史ロマンあふれる話ではないでしょうか。

 ちなみに羽田元首相の訃報は、中国各メディアがこれを速報、または29日までに報じています。
 人民日報系の 「人民網 (ネット)」 は 29日付 で、「かつて“秦”氏の後裔であると自称していた」 との見出しで羽田元首相のおくやみを伝えました (※)。

(※) 「日本前首相羽田孜在家中逝世 曾自称是“秦”氏后裔」―― 「……羽田孜认为,自己的祖先是秦朝时随着徐福到日本寻找长生不死药的下属。羽田孜曾表示,祖上是姓秦的。日语中“羽田”与“秦”同音」。

 田中角栄元首相の愛弟子で、親中派議員ともいわれた羽田元首相。
 近年、対立が続いた日中関係を、どうご覧になっていたのでしょうか。
 1つの時代が過ぎ去ったのかもしれず、寂しさを覚えています。

 故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。。。 (‐人‐)



※ 写真は、秦の始皇帝像。 ゆかりの地、中国河北省秦皇島市にある始皇帝のテーマパーク 「秦皇求仙文化城」 で。 高さ6メートルの巨大彫像は、始皇帝が海に向かって祈願している姿だそうです (2009年8月)。

※ 関連エントリー
・ 〈フォト特集〉 2010 秋の日本 (その2) 信州・鹿教湯温泉 (2010年10月12日付)
 

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