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この夏最強のエンタメ映画 「カメラを止めるな!」、ホラーコメディーの新境地を切り開く!

「カメラを止めるな!」 【日本 映画 ブログ】

 その劇場公開が6月にわずか2館で始まるや、口コミが一気に広がり、内外の映画祭でも受賞多数、現在は日本全国150館まで拡大増殖している、この夏最強 (最恐) のエンターテインメント話題作 カメラを止めるな!上田慎一郎 監督・脚本・編集)。

 この週末も、東京都内の大型シネコンが軒並み満席状態だったため、地元の小さな映画館に問い合わせると、土曜のレイトショーで、しかもほとんど最後に残っていた最前列席をようやくゲットすることができました。

 そのくらい、もはや高嶺の花であり、雲の上の存在となっている 「カメ止め」 のチケットなのでしょう。
 この映画、ネタバレ厳禁の作品なので多くは語れないのですが、ごくごく簡単に紹介すると――。
 人里離れたとある廃墟で、ゾンビ映画のロケをしていた撮影隊にホンモノのゾンビが襲いかかる! リアリティーを求めていた監督は、狂喜乱舞してカメラを回し続けるが、撮影隊のメンバーは次々とゾンビと化してしまう――というのが大まかなストーリー。

 何より、
 “37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!” ……を撮ったヤツらの話
 「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる


 というコピーが、この映画のキモをよく言い当てていると思います。

 とにかく、どこかのコマーシャルではありませんが、「一粒で二度おいしい」 映画です。 鳥肌ものの (?) 本格ホラーと、会場を爆笑の渦に巻き込むギャグコメディーが巧みに織り成され、まさに ホラーコメディーの新境地を切り開いた、近年まれに見るアイデア賞ものの傑作 といっても過言ではないでしょう。

 それと 「カメ止め」 は、危険な猛暑が続く今年の夏に、一陣の涼風をもたらしてくれるような清々しい作品だと思いましたね。
 なぜか?
 つらつら考えてみるに、本作には、昨今の社会に蔓延し、ヘドロのように付着して離れないウソ、いつわり、ごまかし、忖度がないからなのです。 そこにあるのは、ウソ、いつわりのない純粋でリアルな映画愛と、映画仲間への愛です。

 本作は、監督・俳優養成スクール 「ENBUゼミナール」 のシネマプロジェクト作品として、300万円の低予算、まだ無名の俳優らによって作られたそうです。
 しかしだからこそ、偉そうな誰かに忖度することなく、何かをごまかす必要もなく、自由に、素直に、ストレートに、映画へのありったけの思いをリアルに表現することができた。 だからこそ多くの観客の心に響いたのではないか?? 
 そうした胸のすくような快哉を叫んでいるのは、決して私一人だけではないはずです。

 ところで、中国のことわざに、「約定俗成」 (ユエディンスゥチェン) とあります。
 習わしが次第に広まり、認められるようになることですが、私は常々ホンモノの文化というのは、まさに 「約定俗成」 式ではないか、つまり文化というのは本来、上 (政府) からのお仕着せではなく、下 (民衆) から自然に広まっていくもの、また広まるものこそホンモノの文化ではないかと感じています。
 その意味で、「カメ止め」 がどこまで広がっていくか、どれだけの勢いがあるか、楽しみにしているのです。

 うん。 この夏はいい映画を観ることができ、また勇気がわいてきました。 V(^0^)V
 全国で、まだまだ話題沸騰&絶賛上映中!

 「カメ止め」 体験者とじっくり語り合いたくなるような、おススメの映画です。


※ 写真は、劇場受付前に飾られていたスタッフ・キャストのサイン入りポスター (2018年8月11日)。



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  • 2018.11.13 Tuesday
  • -
  • 16:30
  • -
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コメント
しゃおりんさんのめずらしく
熱く、こころふるわせるコメント。

自分の奥底にある熱いざわめきが
まるで呼び覚まされそうです。

この夏最強 (最恐) の話題作 「カメラを止めるな!」

期待が高まりました!(笑)
  • にこにこのujicyan
  • 2018/08/13 11:04 PM
にこにこのujicyan様:

ありがとうございます。最近、あまり「熱い」ブログ記事を書いていませんで、すみませんです。(^^;)>

日々、いろんな思いを抱くのですが、書けることと、書けないことの境界線が、厳然としてあるような気がします。日本にいると……。(^^;)>

それはともかく、本作は日本全国150館で上映中ですので、よろしければぜひご覧になってみてください。インディーズ映画ですが、いろいろ考えさせられて、純粋に面白かったですよ!!
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