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映画監督の降旗康男さん死去、「20世紀に大反響」 と中国メディアも功績讃える

「千里走単騎」ポスター 【中国 ニュース ブログ】

 映画 「駅 STATION」 「鉄道員 (ぽっぽや)」 など高倉健さんと組んで数々の名作を生み出した映画監督の降旗康男 (ふるはた・やすお) さんが5月20日午前、肺炎のため東京都内で亡くなったことが26日、わかりました。 84歳でした。

 映像を通じた中国とのかかわりも深く、複数の中国メディアがこの訃報を大きく伝えています。

 降旗監督は1980年代に中国でテレビ放送され、大ブームを巻き起こした山口百恵・三浦友和のドラマ初共演作 赤い疑惑 (中国語題 「血疑」) の演出担当の1人でした。

 「『血疑』 は20世紀の中国で大反響を呼んだ」
 「その年、『血疑』 が国内放送されると、(皆テレビにかじりついて) 街から人が消えるほどだった」
 (北京青年報)

 「山口百恵は引退したが、ある世代の中国人には今も心のアイドルだ」 (北京晩報)

 などと中国メディアは降旗監督の生前の功績を伝えています。

 また、張芸謀監督が “三顧の礼” をもって高倉さんを主役に迎え、中国で 「ヒューマンものでは珍しい」 といわれるヒットを飛ばした日中合作映画 単騎、千里を走る。(中国語題 「千里走単騎」、2005年) の日本編の監督を務めたのも降旗さんでした (中国編: 張芸謀監督)。

 2015年には上海で開かれた上海国際映画祭の 「高倉健作品回顧展」 に出席。
 2017年には、最後の作品となった映画 「追憶」 (17年) が上海国際映画祭で上映されたそうです。

 心に響く優れた作品は、時空を超えて人々に広く、長く愛されるということを、降旗監督の数々の名作は改めて教えてくれるようです。

 ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。 (‐人‐) (‐人‐)



※ 写真は、「単騎、千里を走る。」 のポスターが貼られた北京市内のCD・DVDショップ (2006年1月)。

※ 関連エントリー
・ 映画 「単騎、千里…」 は文化侵害に当たらず、北京地裁 (2011年5月25日付)
・ 【追悼】 高倉健さん―2005年末公開の映画 「単騎、千里を走る」 が中国で大ヒット (2014年11月18日付)


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  • 2019.11.17 Sunday
  • -
  • 14:30
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク
コメント
降籏監督のご冥福をお祈りいたします。
『赤い疑惑』(血疑)の主人公の名前は、大島幸子、お父さんの名前は大島茂、これは私の小、中,高の先輩、大島みち子『愛と死をみつめて』から来ています。
この本の中国語版コーディネートしたのは私ですのでこの意味でも感慨があります。

「私は山口百恵の弟です。」とよく言っておりました。
  • ゴジラ@北京
  • 2019/06/06 7:43 PM
ゴジラ@北京様:ありがとうございます。

「赤い疑惑」と「愛と死をみつめて」にそのような深い繋がり(?)があったのですね。

「私は山口百恵の弟です」とは、降旗康男監督が言われていたのでしょうか。

監督は享年84、百恵さんは今年60歳だそうですから……。

そうだとしたら、やはり降旗監督は、すごい方だったのですね。
山口百恵と三浦友和主演で『愛と死をみつめて』をリメイクする話があったそうです。それは実現に至りませんでしたが、その名残で『赤い疑惑』の主人公の名前が大島幸子になったようです。
「私は山口百恵の弟です。」というのは私がいいました。姓が同じなので冗談でいってみると結構名前を中国の人は覚えてくれました。
  • ゴジラ@北京
  • 2019/06/10 5:59 AM
ゴジラ@北京さん:

ありがとうございます。
なるほど! うっかり勘違いしまして、失礼しました。

そういえば、私も? ひらがなの名前の説明をする時に、吉永小百合のさゆりです…と言っていました。( ̄▽ ̄;)
  • しゃおりん
  • 2019/06/10 9:12 AM
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