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「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」 10/10開幕へ 注目の中華圏映画は?

王兵監督 【中国 映画 ブログ】

 山形県山形市で2年に一度、10月に開催されるドキュメンタリー映画の祭典 山形国際ドキュメンタリー映画祭 (YIDFF) が今年10月10日(木)〜17日(木)の8日間にわたり、開催されます。

 1989年にスタートして今年で30年、16回目となるこの映画祭。

 世界の最新ドキュメンタリー映画を上映するインターナショナル・コンペティションをはじめ、アジアのフレッシュな才能を紹介するもう一つのコンペティション部門 「アジア千波万波」、さらに映画製作の歴史と多様性に光を当てる特別プログラムやイベントも盛りだくさんに行われます。

 ここでは、インターナショナル・コンペティションと、アジア千波万波の中から、注目の中華圏映画をご紹介します!

【インターナショナル・コンペティション】
 世界各地より応募された中から15作品を上映。

◆「死霊魂」  Dead Souls
フランス、スイス/2018/495分
監督:王兵(ワン・ビン) Wang Bing
 ――中国共産党による1950年代の反右派闘争。 粛清され砂漠の中の再教育キャンプで餓死した多くの人々の無念の叫びが、8時間におよぶ生存者たちの証言で甦る。
「鉄西区」 (YIDFF 2003)、「鳳鳴―中国の記憶」 (YIDFF 2007大賞) の王兵 (ワン・ビン) 監督。

◆「Memento Stella」
日本、香港/2018/60分
監督:牧野貴 Makino Takashi
 ――“Memento Stella”は 「星を想え」 「ここが星であることを忘れてはならない」 という意味の造語。
 人々は皆、この小さな星で生まれ、命を終える。微細な粒子にまで還元された映像が、見る者にその当たり前の事実を思い起こさせ、既成の概念を超越した唯一無二の映像体験へと誘う。

◆「自画像:47KMの窓」  Self-Portrait: Window in 47 KM
中国/2019/110分
監督:章梦奇(ジャン・モンチー) Zhang Mengqi
 ――監督が長期にわたり撮影を続ける中国山間部の小さな村。 消えゆく記憶や風景の痕跡。老人は85年に及ぶ自らの半生を語り、少女は村の老人たちの似顔絵を描き続ける。
 「三人の女性の自画像」 (YIDFF 2017)、「自画像:47KMに生まれて」 (YIDFF 2017 NAC) の章梦奇監督作品。


【アジア千波万波】
 アジアの新進ドキュメンタリー作家の作品を紹介。

◆「非正規家族」  Temporary
台湾/2017/25分
監督:許慧如(シュウ・ホイルー) Hsu Hui-ju
 ――廃墟になった工場跡で、非正規雇用の青年と年配の男女の3人が清掃し、テーブルを作って飲食する、家族もどきの不思議な空間。 「雑菜記」 (YIDFF 2003) の監督新作。

◆「さまようロック魂」  The Wandering Rock
中国/2019/93分
監督:崔兆松(ツィ・チャオソン) Cui Zhaosong
 ――1年前に相棒を亡くしたインディーロック歌手、ガンメーカー。 公安に監視されながら体当たりのツアーを敢行し、矛盾だらけの現代社会で自由を咆える。

◆「駆け込み小屋」  Hut
台湾/2018/54分
監督:蘇育賢(スー・ユーシェン) So Yo Hen
 ――台湾某所にある小屋にひとり、またひとりと逃げ込んできては身の上話を始めるインドネシア人労働者。や がて小屋は人と会話で溢れかえり爆発寸前に……。

【アジア千波万波 特別招待作品】

◆「自画像:47KMのスフィンクス」  Self-Portrait: Sphinx in 47 KM
中国/2017/94分
監督:章梦奇(ジャン・モンチー) Zhang Mengqi
 ――訥々と悲しみの半生を語る老女、絵を描く少女……。静かな村に流れる親密な時間が心に沁みる。 インターナショナル・コンペティション 「自画像:47KMの窓」 の前作。

◆「美麗少年」  Boys for Beauty
台湾/1998/63分
監督:陳俊志(ミッキー・チェン) Mickey Chen
 ――同性愛の少年たちの社会との関わりと内面の苦闘を描いた、笑いと涙に満ちた作品。 2011年にアジアの審査員で山形を訪れたミッキー・チェン監督を追悼。

 このほか、特集プログラムの一つ ともにある Cinema with Us では、「災害とともに生きる 〜 台湾と日本、継続する映像記録運動」 として、東アジアの中でも頻繁に自然災害に襲われ、原発という災害の火種を抱えた日台両地域における映像記録が12作品紹介されます。 日台国際共同プログラム。


 以上、最新プログラムや会場、チケットなどについての詳細は、公式サイト 「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」 でご確認ください。



※ 写真は、本文とは直接関係ありません。 2011年10月に東京・渋谷で開かれた、中国の王兵監督 (左) を招いての 「Q&Aセッション」 のもよう (関連エントリー)。

※ 関連エントリー
・ “歌舞伎町案内人”李小牧のドキュメンタリー 「選挙に出たい」、12/1〜ポレポレ東中野で公開へ (2018年11月30日付) ……ほか。


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  • 2019.11.17 Sunday
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