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どこまで行くのか漫才ブーム、『国際貿易』 紙コラムで

「北京雑記」 北京でいま、改めてブームを呼んでいるのが、伝統芸能の相声 (シャンション、中国式漫才) です。 ここ数年の間に、北京にいくつか現れた漫才の寄席を訪れると、まさに地元の老若男女がお笑いを楽しんでいます。

 その人気を二分しているのが、若手の人気漫才師、郭徳綱 (クオトーカン) さん率いる徳雲社と、イケメン漫才師の異名をとる高暁攀 (カオシャオパン) さん率いる嘻哈包袱鋪 (シーハーパオフープゥ)。
 いずれも私営の演芸団体ですが、地元メディアにも 「に徳雲社あれば、に嘻哈包袱鋪あり」 (『新京報』) などと評されるほど、大きな注目を集めています。

 ところで、お笑いのおもしろさとは何か? 

 先日も、相声に詳しいある方と話しましたが、1つには社会風刺であり、皮肉であるといえるでしょう。 誰にとっても当り障りのない平平凡凡で単調なお笑いは、それはそれでいいのですが、パンチや工夫、独創性が足りません。 マイクロ級であれ、ナノ級であれ、そこにチラリと風刺がきくと、漫才の味と深み、おもしろさが増すというものです。

 ところが、あまりに風刺がききすぎると、当局の批判対象になりかねません (実際に、かつて反体制派を摘発した 「反右派闘争」 に巻き込まれた相声作家もいます)。
 中国のお笑いには常に緊張感がつきまとうのですが、そのギリギリの攻防戦がまた、ハイレベルな笑いを生み出す……。
 ということで、このお笑いブームがどこまで行くのか、どこまで進化発展していくのか。 ファンの1人として、笑いの渦に包まれながら見つめていきたいと思っています。

 日本国際貿易促進協会 (東京・内神田、河野洋平会長) の週刊機関紙国際貿易で連載しているコラム 北京雑記 第7回では、北京のお笑いブームについてまとめました (4月7日発行、「嬉しい漫才ブーム」)=写真。
 ご関心のある方は、『国際貿易』 紙をぜひ、お読みになってみてくださいね!^^

 同紙は、日本では同協会の会員企業や政府、自治体、団体、個人など、中国では全国の主要対外貿易機関、団体、貿易会社にそれぞれ送付されています。


※ 日本国際貿易促進協会 オフィシャルサイト

※ 北京のお笑いブームについては、新刊 『北京探訪―知られざる歴史と今』 (東洋文化研究会・編、愛育社) にもレポートを寄せています。 よろしかったらこちらもご注目ください〜〜!!


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  • 2017.06.25 Sunday
  • -
  • 12:30
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コメント
お笑いとはなんぞや??と言う感じですが…

笑いのツボも土地によって違いませんか??(国はもちろんのこと)

ブラックジョークは中国では危険すぎる…ような気がしますが、敢えてする人もいるのでしょうね〜
どこまでか…これが難しい〜
 ご無沙汰しております。
 半年前と比べてもだいぶ状況が変わりましたね。わたしが足を運ぶのはもっぱら東城週末相声倶楽部ですが、半年前なら19時に行ってもまだ切符がありましたが、今は18時半には売り切れてます。

 風刺が効いているか否かで言ったら、特に効いているという印象は特にありません。伝統作品を掘り起こすと言っても「統一病」が上演されることはまだ当分なさそうですし……。
やーうぇんさん: ありがとうございます!

>笑いのツボも土地によって違いませんか??
いろんな説があると思いますが、世界を大きく洋の東西に分けたら、中国と日本の笑いはかなり似ている。中国のお笑いはかなり日本人に通じるものがあると思いますよ。
もっとも現在日本ではやっている笑いとは、質も内容も雰囲気もまったく異なりますけどね〜。
日本のお笑い(落語、小噺)のルーツは、1つは、中国にあると思いますし、漫才のボケとツッコミ、間の取り方なんかもソックリですよね。

>ブラックジョーク
つまり体制批判はできませんが、最近はかなり凄いことを言っていますよーー!!
その面白さがわかったときが、サイコ〜に面白いですね!^^
けいさん: こんにちは! お久しぶりです! 例のソフト、一時使えなくなってしまって……以来、ご無沙汰しておりました。先ほどそちらをお訪ねしたら、開けたのでよかったです〜!^^

蛇足ですけど、貴ブログ名、「筋少」からきているんでしょう?
そうだったんですね〜。遅ればせながら知りました……。^^;
さっき、筋少の 「YouTube」 も開けたんで、これまた胸をなでおろしました。

さて中国相声ですが……
>東城週末相声倶楽部
もしかしたら会場ですれ違っていたかも・・・ですね。
いま図書館に間借りしていて手狭ですけどね。

>特に効いているという印象は特にありません。
それはですね、恐らく「東城週末相声倶楽部」が家族向けだからでしょう。

労働者に人気の徳雲社や、ホワイトカラーが集まるシーハーは面白いですよー。
シーハーなんかでも、社会風刺がバンバン出てきます。「毒ミルク事件」などなど、ホットなニュースをからめるわけです。
小瀋陽のものまねなんかも多いですよー。これはちょっと「一夜紅」を皮肉っているわけですが。。。

>「統一病」
うわっ!! さすがですね。
そこまでいくと、いきすぎでしょうね。

馬季老師の「多層飯店」も、私はかなり怖い作品だと思いましたし、あの時代によく作品化できたな〜と思っています(けっこう好きですけどネ^^)。

上記で私が言いたかったのは、ブラックな「コント作品」というよりも、相声のギャグの1つひとつにも、ピリリときいた風刺があるかどうか、ということで……。
毒粉ミルクの「三鹿」なんかが笑いのネタにされたときに、会場もワッと沸くわけです。

時代を切り取っているかどうか?という点で、たぶんそれがなかったら、緊張感のない……いわば、のびきったパンツのゴムみたいにだらりん〜となってしまうわけですね〜。

よかったらまた、中国相声の情報交換をいたしましょお〜〜!
中国の漫才はギリギリを楽しむのですか。なんかそれだと笑い声より、「おお」という歓声が聞こえそうですね。
阿井さん: ありがとうございます。
いや、やっぱり歓声よりも笑い声ですね〜。わっと笑い声が起こるというか……。
「ギリギリ」というのは私が感じたところで、中国の観客がどう思っているかは、まだ聞いていないんですが、「へえ〜こんなことまで言っちゃっていいんだ〜」と感心することもあり。

小空間でのライブだから比較的発言が自由だ、というのもあると思います。つまり公共の電波(CCTVなど)には乗せられないようなことも言えちゃう。それがライブの面白さ・・・(逆にいうと、テレビの演芸番組は当り障りのないお笑いです)。
観客も期待しているし、面白くなければお金を払ってまで見ませんからね。
漫才ファンが集まり、芸人もそれに応えようと努力する、「観客が芸人を育てる」というプラスの循環機能が働いているんだと思います。。。
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