
中国国営新華社通信は6日午前、新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで5日午後8時ごろに暴動が発生し、事態収束の同11時半までに多数の市民と武装警察官1人が死亡、一部が負傷したと伝えました。
中国中央テレビ (CCTV) は6日午前のニュース番組で、警察車両を破壊する暴徒や車両が炎上する生々しい暴動の映像を放送しました。
新華社通信によると、「殴打・破壊・略奪の厳重な暴力犯罪事件」 と伝えられる暴動は、在米ウイグル人の人権活動家、ラビア・カーディルさん率いる在外ウイグル人組織 「世界ウイグル会議」 が主導。 インターネットなどを通じて 「勇敢になろう」 「大きなことをしよう」 と扇動したものだそうです。
暴動は、同市の中心部にある人民広場、解放路、バザール、新華南路、外環路など広範囲にわたって起きたもよう。
その背景には、6月に広東省の玩具工場で発生した、地元漢族のウイグル人差別に端を発した暴動があり、これを受けてウイグル人組織が7月5日の抗議活動を決めたと伝えられています。
中国当局は 「国外からの遠隔指揮や扇動により、国内の組織が実行した計画的、組織的な暴力犯罪」 と位置付けており、同自治区の党政府もこれをきわめて重く見ているようです。
先日、同自治区を訪れたばかりの日本のあるジャーナリストは、現地の住民間に漂うどことなく不穏な空気を感じ取っていたようでした。
建国60周年の式典を10月1日の国慶節 (建国記念日) に控える中国。
党政府のスローガン 「和諧」 (調和) への道には、まだまだいくつもの障害が立ちはだかっているのでしょうか――?
※ 写真は、「新華網」 (新華社ウェブサイト) より。
※ CCTVの関連ニュース、
動画視聴版 (7月6日付)
※ 中国新聞社によると、現地の党政府は6日午前、記者会見を行い、「同事件で140人が死亡、828人が負傷した。 破壊車両は280台余りに上る」 などと伝えました。 (
中国新聞社―中国法院網、6日付)