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「こりゃ70年代だぜ」、北朝鮮の農村風景に中国ネチズン

北朝鮮の農村風景 【北京 ネット ブログ】
 北朝鮮の金正日総書記がこのほど、同盟国である中国を4年ぶりに訪問しましたが、このニュースは中国では7日午前、金総書記が同日早朝に帰国してから伝えられ、北朝鮮では1日おいた8日午後に報じられました。

 西側メディアは、今回の中朝会談では北朝鮮の6カ国協議への復帰や経済再建に関して突っ込んだ話し合いがあったと観測していますが、中朝両国の報道には隔たりもあり、事実は依然闇の中です。

 こうした折、朝鮮戦争 (1950〜53年) 以来の血盟関係にありながら、実態があまり報じられない北朝鮮は、中国のネチズンにとっても関心の的のようで……。
 国営新華社通信の電子版・新華網にある、ユーザー参加型の掲示板 「発展論壇」 (発展フォーラム) には早速、北京時間の8日夜に北朝鮮の農村風景を伝える写真がアップされました。 荒涼とした大地や古い民家が点在する、うら寂しい光景です。 題して 「これまた風情あり! 珍しい北朝鮮農村風景を多数実写」

 10日同午前11時の時点で、アクセス数は2万超と急増中です。 掲示板に書き込まれたネチズンたちのコメントを拾ってみると……。

・ 北京の空気よりきれいそうだな。
・ なら移民しろ!
・ オレ、移動費出してやれるぜ。
・ そう悪くないんじゃね? 
・ 中国の多くの地方よりもいいぜ。
・ 大体いつ撮ったんだ? なんでこんなに何もないんだ? 「三千里錦綉江山」 (三千里の美しい国土) じゃなかったのか?
・ > 北京の空気よりきれいそうだな。
  人がいなけりゃきれいだぜ。
・ 農村なら中国よりいいんじゃね? 彼らは中国 (人) の精神文明レベルより高いし、教育程度や衛生レベルだって、中国をはるかに超えている。 ただ、全体的に貧しいだけさ。
・ インドよりすげえ! ハハ。 (インドの貧困地区の写真も)
・ 70年代を思い出したよ。

  ……などなど。

 血で塗り固められた同盟国ですが、中国ネチズンの北朝鮮を見る目は意外と冷静??
 中国の外交関係筋の知人がかつて 「あの国はいまだに中国の “文革時代” のようだ……」 と漏らしていたことを思い出します。 政治的な混乱と、それに伴う立ち後れた発展を指しているのでしょう。

 もとより北朝鮮が崩壊でもして、朝鮮民族が大量に国境を越えてきたらどうするのか?
 中国にとって北朝鮮は、西側への外交カードに使える一方、自国の発展を脅かしかねない “厄介者” という愛憎相半ばする存在なのかもしれません。


※ 写真は、新華網 「発展論壇」 より。


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  • 2019.11.17 Sunday
  • -
  • 11:40
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コメント
 脱北者の悲惨な状況を描いた「クロッシング」という韓国の映画を見ましたが、北の実情は、なかなか、正確には伝わってきまへんなあ。ビルマの軍事政権も、やっとドキュメント映画で垣間見る程度。スー・チーさんが、アメリカのえらいさんと会談しても、いまだ軟禁状態。
 今回のご訪問、北お得意の瀬戸際外交でしょうが、実情はいかなるもんんでしょうかねえ。やんよんひさんの映画やご本では、一般の北の人たちは、ふつうに生活しているようだと言ってはりますけどねえ。
 はよ、みんな、仲良しになればええんやけど、こればっかりはもう・・。
 ぜひまた、メディア・ウォッチ、期待してます。
 ほなまた。
  • とらやん
  • 2010/05/11 6:10 AM
とらやん様: ありがとうございます。
しかし「一般の北の人たちは、ふつうに生活しているよう」なら、なぜ経済支援を求めるのでしょう。

ミサイル発射実験とかも止めてほしい。
日本は日本海に向けてミサイルを発射されても、大人の対応だったな〜と思いますよ。
 そりゃ、ミサイルや核関連に膨大な費用がかかるからでっせ。またまた、北のシナリオ通り。ええ加減にせい! と思っても、こればっかりは・・。
 ほなまた。
  • とらやん
  • 2010/05/11 9:55 AM
とらやん様: うーーーむ。

まさに負のサイクル、悪循環。こうしてますます彼の国は孤立していくわけですね。。。
横っちょから、失礼します。とらやんさん、多分、人間はどんな状況でも「ふつうに生活」しようと最大限に努力するものだと、私は思います。変な話ですが、殺人犯で逃亡生活を続けている人も「ふつうに生活」することを最後まで希求することでしょうし。北朝鮮が大変なのは、(CCTVの画面に映った)金正日の表情そのものが表わしているように感じました。彼の病気は、「心因性」もだいぶ混じっているのではないでしょうか。仮にもともとは「生活習慣病」であったとしても、そのような「生活習慣」が形成された要因としては、想像に絶するプレッシャーの存在があるかと思います。必ずしも人民から愛されていないことは、彼自身、百も承知でしょうから…
  • 北京老学生
  • 2010/05/11 10:38 AM
みんな言いたい事言っておりますね( ´艸`)

ちなみに88年の広州での私の印象。
「日本の昭和20年代後半〜30年代前半」って感じでした。
石原裕次郎?とかの時代です。

何はともあれ、飢えて死亡する人がいなくなることが何より…なんですが…
衣食住(医も?)足りてこそ次の欲求…かと思いますが…
次…よりもその最低限の衣食住を求めている人がほとんどですからね…
  • やーうぇん
  • 2010/05/11 11:09 AM
北京老学生さま: ありがとうございます。
私も横っちょから失礼しますが……。

> 多分、人間はどんな状況でも「ふつうに生活」しようと最大限に努力するものだと、私は思います。

彼の国の場合は、国の指導者たちが「ふつうに生活」しようとしているのであって、一般国民はいくら努力しても報われないのでは? なぜ脱北者が後を絶たないのでしょうか。

>北朝鮮が大変なのは、(CCTVの画面に映った)金正日の表情そのものが表わしているように感じました。

金総書記の容姿は、以前テレビに映し出された、ゲッソリと痩せこけた顔のころよりは、ふっくらしたなと思いました。「影武者説」まであるのだそうですが……。

それよりなにより、首脳会談で胡主席が金総書記を見つめる哀切極まりない表情(憐憫の情)に、中朝関係のすべてが表されていたように思います。
やーうぇんさん: ありがとうございます。
広州、深セン……。昔は広大なる農村でしたよね〜〜。私も90年くらいに行きましたが、農村があれよあれよという間に変容を遂げた時期でした。

> 次…よりもその最低限の衣食住を求めている人がほとんどですからね…

餓死者ですか。彼の国の実態は、本当によくわかりません。国民の幸せを願うばかりです……。
しゃおりんさん、たしかに胡主席が金総書記を見つめる視線は、複雑なものに感じました。それから、誤解はされていないと思いますが(私の文章がおかしなせい?)、私は北朝鮮の現状を、少しも肯定はしていません。私のいう「ふつうの生活」というのは、アウシュビッツの収容所の中でも、ひょっとしたらあったかもしれない、「ふつうの生活」の一瞬(北朝鮮では、もう少し長いかも知れませんが)の連続のことです。多少、金正日に寄り添った書き方をしたので(自分のブログでも)誤解をされてしまったかもしれません。
  • 北京老学生
  • 2010/05/11 8:27 PM
北京老学生様: 度々ありがとうございます。
すみません、私の読み間違いだったかもしれません。
老学生さんは、金正日総書記の現体制に、同情的なスタンスなのかしらん・・・と思ったものですから……。

私は専門家ではないので、彼の国について、あれこれいう知識も資格もありませんが、客観的に見て、国民が豊かに、幸せに暮らしているかどうか?(主義主張の違いはともかくとして)……。
そういう目で見た場合に、どうも違うんではなかろうか?と疑問に思うものです。

じゃ日本人は今の日本で幸せかといったら、これまた一言では言い切れない、難しいものがありますけれども。。。
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